- 2024-7-27
- 大会案内
重要事項「組手部門、大会ルール」2025年、令和7年SCC大会組手ルール改訂版。
空手界は今、幾多の全日本大会が開催され、組手試合ルールが複雑化しています。
本大会に於いても全日本大会出場を目指す選手に活躍できる様に柔軟に対応して参ります。
そこで今回、組手ルールの改訂をさせていただきますので確認ください。
空手道、武道の礼儀を遵守し、ルールの透明性、明確性を計り、討議したものです。
選手、流派団体様並びに関係者各位様は確認の上、大会参加をお願い致します。
『SCC十二支王座空手道大会組手の部』は出場選手の安全第一が基本ルールで行われます。
審判基準
①審判員及び審議員は同等の権限をもって競技の審査に当たるが、競技に関する最終決定は全て審判長の裁可による。
②大会進行は極力、スケジュールに沿わせるが、やむを得ない事態が起きた場合は、審判長が変更を指示する事ができる。
③試合中の選手の危険を感じたら試合中止ができ、勝敗を決定できる。
④大会によって、出場選手の安全を考慮した上、試合規定を変更ができる。
⑤大会運営時に伝染病感染予防対策を独自に警告ができる。
勝敗の決定
①一本勝ち。
②技有り2本による合わせ一本勝ち。
③判定勝ち。
④相手選手の失格又は棄権による勝ち。
正拳突き、肘打ち、手刀打ち
【競技可能な足技】
前蹴り、後蹴り、回し蹴り、後ろ回し蹴り、膝蹴り、足刀蹴り、胴回し回転蹴り(エキスパートのみ)
『一本勝ち』
①反則箇所を除く部分への拳突き、蹴り、肘打ちで決め、相手を戦意喪失させた場合。
②技有りを2本取った場合。
『技有り』
①反則箇所を除く部分への拳突き、蹴り、肘打ちで決め、相手の動きが止まった場合。
または、その攻撃で倒れた場合。
上段蹴りは顔面への接触だけでは認めず、威力の具合を重視します。
②下段(足払い含む)または中段蹴りの有効打で相手が倒れ(膝着け、尻もち、背中着け)、直後に相手に残心を決めた場合。
③ノーガード状態で上段に蹴りが当たった場合。
又は、審判員が当たったと判断した場合。
④全ての攻撃において防御して相手が、痛がり動きが止まった場合。
『判定』
①一本勝ち・失格がない場合は、審判員の旗が過半数以上、挙がった選手を有効勝ちとする。
判定の優先順位は次のとおりとする。
b.減点がある場合は、減点を取られた方を負けとする。
ただし、試合内容で相手を大きくリードした場合は、引き分けもあり得る。
c.注意1の場合は、判定の影響はない。
ただし、延長戦で試合内容が全く互角の場合は、注意を取られた方を負けとする。
d.技有り、注意がない場合は、有効打のダメージを優先し、ダメージがない場合は積極性のある攻撃側を優先する。
②判定で審判員の旗、過半数以上、挙がらない場合は、引き分けとし、延長戦を行う。
③延長戦後は、絶対判定とします。
但し、三位決定戦、決勝戦は再延長戦後で絶対判定とします。
『反則』
*頭部や身体を密着しての攻撃は、禁止。
また、突きが出来ない間合いだと審判が判断した場合は、「待て」とし、両者を引き離す。
①手技による顔面及び首への攻撃。
②金的への攻撃。
③頭突きによる攻撃。
④倒れた相手への直接攻撃。
⑤背後に回っての攻撃。(カウンター攻撃は除く)
⑥相手の首から上へ手掛けした場合。
⑦相手の道着、手足を掴んだ場合。
⑧相手を掌底で押した場合。
⑨技の掛け逃げを再三繰り返した場合。
⑩防戦一方で3回も場外へ逃げた場合。
⑪その他審判が反則とみなした場合。
『注意』
①頻繁に手技による頭、顔面、首への攻撃は注意1とする。
②注意1は本戦勝敗基準無しですが、延長戦は勝敗基準は減点法を採用。
③注意2は本戦勝敗基準反映、注意3は、減点1。注意4は即失格となる。
『減点』
①悪質な攻撃、悪態の選手とみなされた場合は即減点。
②応援態度が悪質で罵声や叱責をした場合は、その選手側に即減点。
③見合ったままの状態で1分以上経過した場合。
④選手や審判に対しての執拗な抗議、誹謗中傷などをした場合。
(対戦相手には敬意をはらってください)
『失格』
①減点2となった場合。
②注意4を受けた場合。
③試合中に嘔吐した場合。
④粗暴な振る舞い、特に悪質な反則、特に悪質な試合態度とみなされた場合。
⑤出場時刻に遅れた場合(相手選手がコートに入り30秒以内)、又は、出場しない場合。
⑥反則攻撃により相手選手が試合続行不能になった場合。
『特別措置』
①全攻撃による自滅は、相手選手に技有1なり、審判員の判断で最大2試合後まで延期でき、選手の回復措置が計れる。
その時点で試合続行不能の場合は自滅による試合棄権とみなす。
留意点
判定に対する抗議は一切認めません。
『試合放棄』
正当な理由無く、試合を放棄してはならない。
但し、次の場合は例外とします。
①大会医師の診断を受け、その結果、試合続行不可能とみなされた場合。
②大会直前又は大会中、本人に関係する不慮の事故が発生し、審判長が許可した場合。
③大会で怪我などによる試合を棄権する場合は、事前に審判長に許可を受けること。
各クラス規定
試合時間
幼年クラス | 1分(延長戦)1分 |
---|---|
小学生全クラス | 1分30秒(延長戦)1分 |
中学生クラス | 2分(延長戦)1分 |
シニア女子クラス | 2分(延長戦)1分 |
シニア男子クラス | 2分(延長戦)1分 |
EXPシニア男子ストロングクラス | 3分(延長戦)1分 |
*三位決定戦、決勝戦は再延長まで行う。
*延長戦での引き分け後は、最終延長戦を本戦時間を行い、絶対判定とします。
クラス・階級の防具規定
*ヘッドガードの貸し出しは不可。選手、参加団体様で準備下さい。
【ヘッドガードの面は、外してください。】
*眼鏡着用が必要不可欠の選手は、許可を受け、面の着用をしてください。
試合クラス基準一覧表
選手の安全第一の為、大会開催によって基準変更をする場合もあります。
*大会で着用する防具規定を十分確認し、拳・脛・膝・ファールカップカバーは、全て布製品とし、出場選手で準備をしてください。
*ヘッドガード貸出不可。
共有の場合は、消毒などして清潔に使用ください。
*安全性を考慮して防具着用義務の変更をする場合があります。
*女子は胸部のみの防具着用可能ですが、腹部までは不可(皮製、合皮製は不可)。
また、極端に分厚い防具は不可。
注意事項
①出場選手は申込者本人とし代理人は一切認めません。
②出場選手は健康保険証を持参ください。
③負傷等の事故が生じても全て自己責任として、主催者側は一切責任を負いません。
④万が一に備えて各道場でスポーツ保険などの加入をお願いします。
⑤各流会派の指定する清潔な空手道着を着用する事。
⑥女子選手のみ無地Tシャツ(黒・白)を着用してください。
(男子選手で理由があれば主催者側に許可を必ず取ってください)
⑦テーピングは主催者側に許可を取ってください。
⑧サポーターの改造や破損が酷いなど薄い物や悪臭の物は、装着を禁止します。
⑨道着、防具は清潔な物に限る。